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調節麻痺剤点眼による屈折検査について
斜視や弱視の原因が何かを調べるには、特別な点眼薬を使った詳しい検査が必要です。
私たちの目は、無意識のうちに水晶体という透明なレンズが分厚くなったり薄くなったりすることで自動的にピント合を合わせてくれています。
そして、目の屈折度(近視・遠視・乱視)は、このピント合わせの力(調節力)が働いていない状態の時に検査をしないと、正確にはわかりません。
子供の場合はそのピント合わせの力(調節力)が非常に強いため特別な点眼薬を使ってピント調節を止めて、真の屈折度を調べる必要があります。
調節麻痺作用のある散瞳薬について
調節麻痺作用のある散瞳薬を使った検査では、5分おきに3回程、追加点眼をします。最初の点眼から1時間経過したくらいで検査をします。よって検査がおわるまで1時間30分から2時間程度かかります。
点眼してから1~2日間はピントが合いにくく、ひとみが少し大きくまぶしい状態が続きます。その間は勉強や読書が少しやりづらくなると思います。学校のテスト前など重要な行事を控えている場合は、検査を避けた方が好ましいです。
また、事前に処方された散瞳薬を5日前から自宅で毎日1日3回点眼して頂き、来院していただくこともあります。検査後1週間はピントが合いにくく、ひとみが大きくまぶしい状態が続きます。
乳幼児に点眼した場合、結膜や鼻粘膜から全身に吸収されて、顔面紅潮、発熱、吐き気などの副作用が見られることがあります。従って、自宅での点眼にあたっては十分に注意してください。
方法は両目に1滴ずつ点眼した後、目頭を1分間ほど軽く押さえてください。そうすることで、点眼後に鼻やのどに流れるのを防ぐことができます。
もし万が一、上記症状が現れた時は点眼を中止し、すぐにご連絡ください。
お子さんにとっては、負担の大きい検査ですが、弱視や斜視の原因、正確な眼 鏡を処方するうえでとても大切な検査ですので、ご理解頂ければと思います。
新宿東口眼科医院
Tell 03-5363-0507
▼担当医師紹介
常勤長谷川 二三代(日本眼科学会認定 眼科専門医)
ごあいさつ
現在、日本は超高齢社会に突入していますが、生涯健康な目を維持するためには、若いころからのケアが必要です。日々の診療では、患者様の困っている症状を正確に把握することで検査、診断し、またひとりひとりにあった治療方針を考えることを大切にしています。今までの経験をもって、目の健康長寿のお役にたちたいと考えております。小さな症状でも何か気になる事がございましたら、ご相談ください。どうぞよろしくお願いいたします。所属学会
日本眼科学会、日本弱視斜視学会、日本神経眼科学会経歴
平成4年 帝京大学医学部卒業
帝京大学医学部麻酔科学教室入局
平成6年 東京警察病院麻酔科派遣勤務・麻酔標榜医取得
平成7年 帝京大学医学部眼科学教室入局
平成9年 社会福祉法人 聖母会 聖母病院派遣勤務
平成12年 日本眼科学会眼科専門医取得
平成14年 聖母病院眼科医長
平成15年 医学博士取得
平成27年 社会福祉法人 聖母会 聖母病院退職
令和2年4月~ 新宿東口眼科医院 常勤医師就任
主な論文
眼科臨床医報 第91巻 第4号(1997年4月)学校における眼外傷の後遺症について
眼科臨床医報 第99巻 第5号(2005年5月)白内障術後に周期性が消失した周期性上下斜視の1例
帝京医学雑誌 第26巻 第3号(2003年5月)間歇性外斜視に対する遮蔽試験における眼球運動の定量的解析
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院長新川 恭浩(日本眼科学会認定 眼科専門医)
所属学会
日本眼科学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本網膜硝子体学会、日本眼科手術学会経歴
平成13年 熊本大学医学部卒
平成14年 京都大学医学部 眼科学教室入局
平成14年 島田市立島田市民病院 勤務
平成20年 高松赤十字病院 勤務
平成22年 公益財団法人田附興風会 北野病院 勤務
平成26年10月~新宿東口眼科医院 勤務
平成27年9月 新宿東口眼科医院 院長 就任
掲載インタビュー
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