848:結膜下出血ってなに?治療法は?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
早春とはいえ、寒さの続く毎日を迎えておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは
「結膜下出血ってなに?治療法は?」です。
・結膜下出血とは
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れて出血したもので、白目部分がべったりと赤く染まります。
自覚症状がないことが多く、周りの人に指摘されて気付くケースがほとんどです。
・原因
なぜとつぜん結膜下出血がおこるのかははっきりしていませんが、結膜は強膜のうえにピンと張るのではなく、ゆるく余裕をもって覆っているので、 まばたきのときに結膜が引っ張られて結膜下出血をきたすのではないかと言われています。原因はさまざまで、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネの絞め過ぎなど些細なことでも出血する場合もあります。
また、結膜炎に伴って結膜下出血が起こることもあります。
急性出血性結膜炎は、ウイルスに感染したことで起こる急性の結膜炎です。
初期の自覚症状は、眼痛、異物感、羞明ですが、その後小さな出血斑が出現し、時間とともに合わさって結膜下出血になります
多くの場合、出血は自然と吸収するものとされていますが、以下の場合は眼科を受診を検討してください。
・眼外傷を受けた場合
・出血以外に痛みやかゆみ、眼脂を伴う場合
・ひんぱんに出血をくりかえす場合
・一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
・無断での記事転載はご遠慮ください。
・本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。