825:斜位・斜視の治療
こんにちは、新宿東口眼科医院です。
暑さを避けて涼しさを味わう今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
本日のテーマは「斜位・斜視の治療」についてです。
斜位とは目の動かす筋肉のバランスが悪く、ずれているはずの目を自力で融像(両目で1つのものを見る状態)して、斜視を隠している状態のことをいいます。
大半の人が多少の斜位を持っており疲れたときや、気を抜いたときに症状が現れます。
こちらは基本的には治療の対象とはなりません。
しかし、目のズレの角度が大きく眼精疲労がある人には、プリズム眼鏡で矯正する場合はあります。
斜視とは両眼で見えるものを1つに合わせて立体的に見ることができない状態のことを言います。簡単に言いますと、両目の視線が合わない状態です。
いろんな原因で斜視になりますが、子どものころの斜視はすぐに治療が必要になります。
目の発達が6才までには完成するため、そのあいだに片方の目を使わなくなってしまうと、大人になって視力が回復することが難しくなるからです。
治療としては、手術を行います。ズレている目の筋肉を手術し、視線をまっすぐに合わせます。それにより、両目を使って物を見るように訓練していきます。
もし、子どものころに治療をせず弱視のまま大人になった場合、視力は回復が難しいため整容面で気になる場合には手術を行います。
もし、気になることがございましたら、当院にご相談ください。
● 上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
● 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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● 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも
当てはまりません。