810:視野検査の種類
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
梅雨明けを待ち遠しく感じるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「視野検査の種類」についてです。
視野検査の種類について
視野とは
視線を動かさず見えることができる範囲を視野計を用いて測定することをいいます。
光の色、大きさ、明るさによっても範囲はかわります。
視野検査とは様々な光を出してどこまで見えるかを確認する検査です。
・ハンフリー視野検査
視野計の内側に顔を固定し中心のランプを見つめ、周辺に出現する様々な光を確認できたら、お手元にあるスイッチを押して、視野範囲の欠落部を調べます。
検査は、片目10分から15分程かかります。
静的視野検査と呼ばれ、光の出る場所は動きません。
・ゴールドマン視野検査
こちらの検査は、見えている範囲と感度を計測する検査です。
中心にあるランプを見つめていただいた状態で、周辺から中心へ光を近づけて視野の範囲を計測します。
静的視野検査とは違い、光を動かして検査をするため「動的」さらに光の強さ大きさを変えながら調べるので「量的」と表現します。
ゴールドマン視野検査の結果は疾病の診断や視覚障がいによる等級判定にも用いられます。
健康診断の結果に「緑内障疑い」「視神経乳頭陥凹疑い」などが書いて有った場合視野検査の対象となります。
視野障がいは、初期では自覚症状があまりないものになるため、定期的な検診をおすすめいたします。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
無断での記事転載はご遠慮ください。
本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。