眼鏡とコンタクトレンズの違い | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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738:眼鏡とコンタクトレンズの違い

こんにちは、新宿東口眼科医院です。

節分を過ぎても、あいかわらず寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は眼鏡とコンタクトレンズの違いについてです。

 

眼鏡とコンタクトレンズの度数は同じで大丈夫と思って、特に検査を受けずにコンタクトを眼鏡と同じ度数で購入している…。そんなことはないでしょうか。

実は眼鏡とコンタクトは同じ度数でも見え方が異なります。きちんと検査を受けて度数を決定しないと、見え方の質の低下や眼精疲労などの症状に繋がる可能性があります。

眼鏡とコンタクト、それぞれの見え方の特徴と、違いについてお伝えします。

 

★コンタクトレンズの見え方のメリット

①眼鏡と比べ視野が広い

眼鏡のようにフレーム外のものが見えないことがないため、視野が広くなります。

②レンズの作用による見え方のブレがほとんどない

眼鏡では、その構造により物が実際の位置からずれてみえるプリズム作用や、掛け方の違いによって起こる収差によって、同じ度数の眼鏡でも見え方が異なる場合があります。

コンタクトレンズではこういった作用は少なく、例外もありますが眼鏡と比較してすっきりと見えることが多いです。

③左右の度数の差が大きくてもしっかり見える

眼鏡矯正の場合は左右レンズの度数差が大きいとレンズを通して見る像の大きさが変わるため、掛けていて違和感のある眼鏡になってしまいがちです。コンタクトレンズの場合は左右の度数差があっても違和感なく装用することが可能です。

④円錐角膜、不正乱視などの矯正が可能である

眼鏡では矯正が難しい円錐角膜や強度乱視、不正乱視は、ハードコンタクトレンズを装用することである程度矯正することが可能です。

★コンタクトレンズのデメリット

①異物感、違和感がある

レンズを直接眼球に入れて装用するため、特に硬い素材のハードコンタクトレンズやレンズに厚みのある乱視用ソフトコンタクトレンズでは、慣れるまでに異物感を感じることがあります。

②眼球に負担がかかる

正しい装用をしていない場合や、レンズケアを怠っている場合、目のトラブルに繋がります。

特に自覚症状がなくても定期的に眼科を受診して、問題なくコンタクトレンズが使えているか確認する必要があります。

③ランニングコストがかかる

一日交換タイプや二週間交換タイプのレンズでは、ランニングコストがかかります。長期装用できるタイプのレンズであっても、ケア用品を購入する必要があります。

 

★眼鏡のメリット

①取り外しが簡単で衛生的

例えば運転時だけ、パソコン作業をする時だけなど、必要な時だけに眼鏡を使用することも可能です。

また、基本的にはケア用品を購入して管理する必要がなく、衛生的に使用することができます。

②コンタクトレンズに比べ装用の制限が無い

コンタクトレンズでは長時間の装用で乾燥感や充血などのリスクが生じますが、眼鏡ではその心配はありません。また、何か目に症状が出ている場合はコンタクトレンズを使うことはできません。しかし、眼鏡ならば直接目に触れるわけではないため、症状があるときにも使うことができます。

★眼鏡のデメリット

①視野が狭い

コンタクトレンズのメリットで挙げたように、眼鏡ではフレーム外は見えなくなるため、視野が狭くなります。

②フレームで鼻などが圧迫され、痛くなることがある

眼鏡の調整が悪かったり、長期間使用したりしていると、本来意図しない場所にフレームが当たり、痛みを生じる場合があります。

③レンズが曇る

マスクの装用や、冬場暖かい屋内に入った瞬間、湯気などでレンズが曇ります。

④運動時に不便

激しい運動をする場合には、眼鏡は外れたり、顔や体が当たったりして怪我をするリスクがあります。

⑤強い度数では見え方のブレが大きくなる

近視、遠視に関わらず、レンズの度数が強くなればなるほど、実際の像と見える像の大きさが変わります。そのため、強い度数が必要な状況ではコンタクトレンズの矯正が適している場合があります。

 

いかがでしたか。今回ご紹介したように、コンタクトレンズ、眼鏡それぞれにメリットとデメリットがあります。作成を希望される場合は、眼科で検査を受けて頂くことをおすすめしています。眼鏡からコンタクトレンズへの切り替えだけでなく、眼鏡やコンタクトレンズの度数を変更したい場合にも、きちんと検査を受けて、ご自身の状態にあったものを選ぶようにしてください。

 

  • 一般の方向けですので、医学用語は必ずしも厳密ではありません。
  • 無断での記事転載はご遠慮ください。
  • 本文中の内容は、一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。

※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。


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