728:結膜下出血ってどうしてなるの?
こんにちは。新宿東口眼科医院でございます。肌寒い季節になってまいりましたね。
目がいきなり真っ赤になったことはありますでしょうか?今回のテーマは「結膜下出血ってどうしてなるの?」です。
・結膜下出血とは
結膜下出血とは、結膜(白目)の下の小さな血管が破れて出血したもので、白目部分が真っ赤になります。程度は様々で、小さな点状のものから斑状、時には眼球結膜全体をおおう広範囲なものもあります。
また、ほとんど無症状ですが、稀に異物感や軽い目の痛みを訴える方もいらっしゃいます。眼球内に血液が入っているわけではないため、視力に影響を及ぼすことは基本的にはありません。
・原因
結膜下出血の原因は様々で、外傷や炎症、全身症状によるものもあり、くしゃみ・咳、過飲酒、月経などでも出血します。糖尿病や高血圧などの生活習慣病、血液・血管や脳の疾患、加齢、鬱病、ストレス、感染症、アレルギーなどが原因となることがあり、これらが原因である場合は繰り返し出血することが多いです。
・治療について
ほとんどの場合は治療をしなくても1,2週間、重いものでも1,2ケ月で出血は自然に吸収され治癒します。ただし、外傷や怪我等が原因で発生したときや繰り返し発生する場合は、念の為眼科の受診をお勧めいたします。
※上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
※一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
※無断での記事転載はご遠慮ください。
※本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。