689:閃輝暗点について
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
長い冬もいよいよ終りに近づいてきましたが、皆様お変わりありませんでしょうか。
今週のテーマは「閃輝暗点について」です。
閃輝暗点とは
チカチカ・キラキラとした光が見え、視野が狭くなったり、物が歪んで見えたりする現象のことです。偏頭痛の前兆として閃輝暗点がみられることが多いと言われています。
症状
突然、視野の真中あたりに、キラキラした点が現れ、物が歪んで見えたり、目の前が真っ暗になったり、見えづらくなります。最初は小さな点だったのが、ドーナツ状のキラキラや、ジグザグ光線のような模様がチカチカしながら視界の広がっていき、15分ほどすると光が消えます。
その後、多くの場合、偏頭痛が起こります。頭が重い程度から、吐き気や嘔吐を伴う激しい頭痛になることもあります。
原因
閃輝暗点は脳の血管の収縮と拡張によって起こります。ストレスや睡眠不足などによって血管が収縮することで、脳の中の視覚野の血流が一時的に悪くなり、それが治り血管が拡張することによって閃輝暗点が起こります。人によってはチーズやワインなどの食べ物によって起こりやすくなることもあります。
治療法
閃輝暗点そのものを治療する薬はありませんが、閃輝暗点の後に頭痛が起こる方は、閃輝暗点が収まった時点で鎮痛剤を服用すると痛みを軽減できることがあります。薬が効かない方は脳神経外科や神経内科の専門医に相談して下さい。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
●一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先させてください。
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