674:めまいで眼科に来ていいの?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
すっかり秋になり風も涼しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のメールマガジンのテーマは「めまいで眼科に来ていいの?」です。
◎めまいの原因
一概には言えませんが、めまいの主な原因にはストレスや寝不足、疲労などがあります。
三半規管はストレスに弱く、疲れがたまっていたり心配事があったりすると過敏に反応してしまいめまいを引き起こします。また、脳への血液の流れが悪くなって起こる、脳を原因としためまいもあります。
◎めまいの種類
めまいには大きく2種類あります。目がまわったり天井がぐるぐる回る「回転性のめまい」とふわふわしたりふらついたりする「浮動性のめまい」です。
◎めまいの症状が出る病気
〈メニエール病〉
ストレスや疲労が原因でめまいを伴う難聴や耳鳴りが起きます。
強い発作が起きると吐き気を伴うこともあります。
〈良性発作性頭位めまい症〉
頭の位置が変化して内耳にある後半規管が刺激されると、それに反応して短期間の回転性めまいが生じます。よくある病気で、ほとんどの場合危険はありません。
〈血圧によるめまい〉
血圧が急に下がると脳に必要な血液が届かなくなってしまい、めまいがよく起こります。ふらふらして立っていられないことや、立ちくらみもめまい症状のひとつです。
◎めまいがしたら何科にかかればいいの?
めまいが起こる原因は様々ですが基本的には眼科の専門ではなく、耳鼻科や脳神経外科、内科の分野になります。
眼科では医師がお話しを聞いた上で、必要に応じて他科の受診をすすめさせていただきます。また、基礎検査を行う上で他の眼疾患が見つかることもありますので、気になる症状がある方は1度ご受診ください。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
●一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先させてください。