648:気球をみるあの検査って?
こんにちは、新宿東口眼科医院です。
本格的に暖かくなってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回のテーマは「気球をみるあの検査って?」です。
眼科を受診した際に行う基礎検査に気球をみる検査があります。
あの検査で何を調べているのか疑問に思ったことはありませんか?
気球をみる検査は正式名称を「他覚的屈折検査」といいます。
「他覚的屈折検査」とはオートレフケラト/トノ/パキメータという屈折検査の機器を使って体に無害な赤外線の光を目に当て、光が目の中でどのように屈折して焦点を結んでいるか(目の屈折状態)を調べる検査です。
近視、遠視、乱視の度数、角膜の形状(曲率半径)を測定できます。
この検査で測った近視、遠視、乱視の度数を参考にしてさらに詳しく矯正検査を行い目の度数を測ります。そのため気球をみる検査だけでは正確な目の度数は分かりません。角膜の形状(曲率半径)は眼内レンズやコンタクトレンズの決定などで使われます。
矯正視力が一定数値まで満たない場合には病気の兆候の可能性もあり、医師が詳しく診察するための重要なデータとなります。視力検査を定期的に行うことで、メガネやコンタクトを作る必要がないと思っていても、ご自身では気づけない視力低下や、緑内障や白内障など病気の早期発見が出来る事もあります。自覚症状があまりなくても、是非、定期検診として視力検査を行ってください。
- 一般の方向けですので、医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
●ウイルス感染症に対する当法人の取り組みについてご紹介します。
当院にはアルコールを主成分とする手の消毒液を複数設置しており、ご自由にお使い頂けます。
またウイルス殺菌効果のある弱酸性次亜塩素酸水を使う専用加湿器を複数台設置しております。
スタッフはマスクを着用させていただき、受付カウンターにはシールドを張らせていただいております。
当院および機器の消毒を徹底し、常に換気をしております。
ご本人またはご家族に発熱や咳などの症状がある方、新型コロナウイルス感染症のPCR検査を受け結果を待っている、または陽性だった方は来院をお控え願います。
また、院内感染防止の為、ご来院の際はマスクの着用をお願い致します。