635:視覚過敏とは
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
「春寒の候」(しゅんかんのこう)とは、立春後になお寒さが残る時節の意味です。立春が過ぎて3月位まで、寒さが続く季節に使います。皆様いかがお過ごしでしょうか?
今週のテーマは「視覚過敏とは」です。
【視覚過敏の定義】
視覚情報の処理に関するはたらきに偏りがあるために、光の刺激を過剰に受け取ってしまう状態のことを指します。 視覚過敏のある人は、そうでない人にとっては気にならないような光に対して一見過剰に見える反応をしてしまったり、本を読むときに文字がゆがんで見えたり、読みにくさを感じたりします。
【原因】
・ぶどう膜炎により過度に眩しさを感じてしまう
・ドライアイ
・眼精疲労
・老眼 など多岐にわたります。
【どのような症状がでるの?】
・ある特定の光(太陽やLEDなど)を強く感じる、光の刺激を受けすぎてよくみえない
・光が眩しすぎて涙がでる
・文字が歪んで見える、波打って見える
・白紙の白い部分が眩しすぎて黒い文字の一部が消えて見える
・コントラストが強いと目が疲れる
・一つの色だけ見ているとチカチカする
【子供が視覚過敏かなと思ったら】
視覚過敏の子どもにとっては、光がチカチカするのも文字が動いて見えるのも生まれながらの症状です。そのため、それが異常だと気づきにくいです。よく観察し少しでも異常を
感じたら眼科や保健センターなど専門家へ相談するようにしましょう。
もし上記のような症状があり、集中できない・日常生活に支障が出てしまう場合は眼科の医師に相談してみましょう
- 上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談してください。
- 一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
- 無断での記事転載はご遠慮ください。
- 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。