631:点眼麻酔とは
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
寒い日が続きますが、皆様お変わりありませんか。
今回のテーマは「点眼麻酔とは」です。
点眼麻酔とは
薬を点眼し、眼の表面に麻酔をかけることを指します。液体状の麻酔薬となっており、眼球の表面に点眼して行う表面麻酔の一つです。
~点眼麻酔の用途~
医師が診察中に眼の硬さ(眼圧)を測る場合や、角膜の手術や処置を行う場合、白内障手術、レーシック手術、ウイルス性結膜炎の検査などにも用いられています。
目薬なので負担が少なく、かつ注射のように眼に傷をつけることもありません。
~点眼麻酔の種類・効果~
オキシブプロカイン塩酸塩やリドカイン塩酸塩用いた、ベノキシール点眼液やネオベノール点眼液、などの点眼麻酔液があります。
また点眼時にしみる感じをおぼえることはありますが痛みを伴うことはありません。
局所麻酔なので、手術などに使う際も意識ははっきりしています。そのため耳も聞こえますし、しゃべることもできます。
麻酔の効果は10~20秒後に現れ、持続時間はおよそ15~20分間ほどです。(効果時間については、成分によって効果時間が異なることもあります。)
当法人では国家資格を持った視能訓練士と看護師、医師が点眼を行っております。
手術などで長時間麻酔の効果を必要とする際は、都度点眼を行いながら麻酔の効果が切れないようにしています。
- 一般の方向けですので医学用語が必ずしも厳密ではありません。
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先させてください。