615:小児の視力検査の方法
今回は、お子様の視力検査についてお伝えをさせて頂きます。
まず、検査方法の前にお子様の視力形成についてのお話しです。
生まれたての赤ちゃんの時は、明暗が分かる程度。半年くらいから視力が発達していき
六歳で完成します。
この時期までに斜視、屈折異常、眼疾患、外傷などがあると弱視になってしまう恐れがあります。
そのため、お子様の視力検査は重要な意味を持ちます。
ここで、当院が行っているお子様の視力検査方法をご紹介いたします。
・近見視力検査という検査、主に森実(もりざね)式ドットカードを使用します。ウサギの絵を見てもらい、目の大きさが何処まで分かるかを質問し視力を測る方法です。(約1~3歳対象)
・字ひとつ視力検査…ランドルト環を一つだけ見てもらいその切れ目を当ててもらう検査です。指差しで答えてもらったり、ハンドル式のランドルト環を回してもらって答えて頂きます。(3~4歳対象)
・字づまり視力検査…大人の視力測定でも行われている方法です。ランドルト環が並んでいる視力表を見てもらい順に光らせていき切れ目を当ててもらう検査になります。
しかし、小さいお子様ですと、沢山のものから一つ選び出す事は苦手なので小学校中学年から上記検査を行います。(10歳~)
このようにお子様の不安を取り除き、安心して検査に臨める環境を整えております。
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また、今年から小児眼科専門の長谷川二三代先生が常勤医師として診察を行っており、また国家資格である視能訓練士が多数在籍しておりますので、是非ご相談下さい。
一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。