611:市販の目薬と処方された薬の違い
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
葉月も残りわずかとなりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
今週のテーマは「市販の目薬と処方された薬の違い」です。
市販の目薬と処方された薬の大きな違いは、個々の眼の状態に合わせた薬なのか違うのかというところです。
市販の目薬では防腐剤や清涼効果のある成分が必要以上に含まれていることがあります。
そのため、回数や種類を確認してから使用しないと違う症状が新たに出てしまう可能性があります。
コンタクトレンズを使用している場合は、防腐剤が入っているものをつけてしまうと角膜に長時間接触した時レンズが変形・変色してしまう恐れがあるので、きちんと確認する必要があります。
清涼感を求める人は多いですが、これも注意が必要です。「清涼剤」が目に刺激を与えて反射で涙が出やすくなり、涙をとどめておくための油分が流れやすくなると考えられています。
処方された薬は、医師の指示のもと症状にあったものであるため、経過を確認してもらいながら継続・薬剤の変更・中断・終了について指示を仰ぐことが出来ます。
途中、アレルギー症状等気になることがあれば都度相談することができます。
安全・安心に目薬をつかえるといいですね。
目薬が処方された時には、薬剤の防腐剤の有無、コンタクトレンズを使用しているか、装用時の点眼の使用方法について、医師の指示を確認することが必要です。
- 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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- 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。