572:眼底検査について
こんにちは。新宿東口眼科医院です。今回のテーマは「眼底検査について」です。
<眼底検査とは>
眼底検査とは、眼底カメラや検眼鏡という器具を使って、網膜や視神経、眼底の血管など
の状態を観察し、緑内障や網膜剥離、視神経疾患や糖尿病性網膜症などの眼の病気を調べるための検査です。
眼底は血管の状態を直接観察できる唯一の部位なので、内科疾患(高眼圧症・糖尿病・肝臓病等)や脳神経疾患(くも膜下出血・硬膜下出血・脳腫瘍等)の発見にも有効です。
当院では、網膜の断層画像を撮影する光干渉断層計(OCT)も設置しておりますので、より精度の高い検査を行うことができます。
<散瞳について>
検査の際は眼底をより詳しく調べるために散瞳薬を使い瞳孔を広げます。
6時間程度視界がまぶしく感じたり、ピントが合わせづらくなりますので、散瞳(瞳を広げる)を行う際は車や自転車の運転などはお控えいただき、雨などで地面が滑りやすくなっている日は、足元にも充分お気をつけ下さい。
<眼底検査で発見・診断される代表的な眼科的疾患>
*糖尿病性網膜症
*網膜剥離
*後部硝子体剥離
*加齢黄斑変性症
*黄斑円孔
*黄斑浮腫 など
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。