566:眼科の基礎検査とは
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
寒さが肌をさす今日この頃でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「眼科の基礎検査とは」です。
当院では視力検査・眼圧検査の基礎検査を行ってから診察に入っていただいております。
【視力検査】
視力検査とは、裸眼でどのくらい見えているのか、またレンズをかざしてもきちんと視力が出るのかを確認しています。
視力検査の目的は、普段両目で物を見ているため片目の視力が落ちていても気がつかなかったりしますが、ほとんどの眼疾患が視力と関係があるため視力低下があった場合しっかり原因を探る必要があります。また、矯正視力を測る際にどれだけ強いレンズを入れても視力が出ない場合には、何かの病気が潜んでいる可能性があり、
それを発見するきっかけになります。
このように視力検査をすることによって病気の早期発見につながることがあります。
【眼圧検査】
眼圧検査では、目に風をあて目の硬さを測ります。
いきんだりすると眼圧が高くなるので検査を行うときは
リラックスして行いましょう。正常範囲は10~21mmHgです。
眼圧が高いと目の奥の視神経が障害され緑内障の原因になります。
また、ステロイドの目薬を使うと眼圧が上昇するケースもあるので初めに測ることで再来院された際、目薬の副作用があるか知ることが出来ます。
緊急性がある場合や感染性の疾患の可能性がある場合等は、診察後や当日ではなく後日の経過での来院の際に検査することがあります。当院ではカルテの情報は5年間保管されるため、視力や眼圧のデータは、他の病気で再来院された時などに治療の効果の程度や病気の進行の有無あるいは別の病気を併発していないか等の大切な判断材料になります。
基礎検査には、自覚症状では分からない病気も発見できることがあるので
受診した際は、検査を行うようにしましょう。
- 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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- 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも
当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。