564:目は2つあるのになぜ物は1つに見えるの?
こんにちは、新宿東口眼科医院でございます。
今年も残すことわずかとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは、「目は2つあるのになぜ物は1つに見えるの?」です。
片目をつぶって、ひとつの目で物を見ても様子はわかります。では、両目で物を見たときと、片目で物を見たときでは、どのように違うのでしょうか。
右目、左目と交互に同じものを見た場合、見え方が変わるのが分かると思います。
私たちの2つの目は、左右約5~6cm離れています。そのため、目の前にある物を見たとき、右目と左目ではそれぞれ違う角度から見ていることになります。
両目で見たとき、脳はそれぞれの目がそれぞれの角度から見た画像を統合して1つの像としてとらえています。その際、左右のズレを脳が認識し、「距離感」や「立体感」を感じるようになります。
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