551:目薬をうまくつけられない!コツはある?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
秋になり段々と日が短くなってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「目薬をうまくつけられない!コツはある?」です。
みなさんはいつも、どのように目薬をさしていますか?
容器の先が目やまつげについたりしていませんか?
目薬をさした後、目をパチパチしたりしていませんか?
正しいさし方を理解していただくと、目薬の効果が十分に発揮されて、目薬を清潔に保つこともできます。これを機会に、ぜひ、正しい目薬のさし方を身につけてはいかがですか。
<基本の正しい点眼方法>
①指が目薬の容器の先に触れて汚染されることがないよう、まず手を石鹸でよく洗います。
②顔をしっかり真上に向け、片方の手を使って下瞼を引っ張ります。「あかんべぇ」をする時のポーズをとれていれば大丈夫です。
③ 眼の中に滴が入るように、目薬をさします。
④目薬が涙点から流れ出ていかないように、しばらくまぶたを閉じるか、目頭を軽く押さえます。目薬が流れ出ていってしまうと薬の効果が発揮できなくなってしまいます。
⑤目の周りにあふれ出た目薬は清潔なガーゼやティッシュで拭き取りましょう。
2種類以上の目薬をさす場合はしばらく間隔をあけます。間隔をあけないと先にさした目薬が後にさす目薬によって流されてしまうので、5分程度あけることが望ましいといわれています。
<苦手な方向けの点眼方法>
① 顔をしっかり真上に向け、目薬を持たない手をゲンコツ(=グー)の形に握り、目薬をさす方の眼の下瞼を引っ張るように置きます。
② そのゲンコツの上に目薬を持った手を置き、固定した状態で、瞼や睫毛に触れないように目薬をさします。
③ 点眼をしたら、しばらく眼を閉じて目頭を軽く押さえましょう。
ゲンコツの上に手を置くので、位置がずれたり、手が震えて上手くさせなかったりといった失敗を防ぐことができます。
<注意点>
目薬の容器の先端が、まつげ、目やまぶた、指先に触れないように注意しましょう。
特にマスカラやエクステンション、化粧をしている場合は、気を付けてくださ。
汚染した目薬で症状が悪化してしまうことがあります。
目薬は自分専用にして、他の人と貸し借りするのはやめましょう。
- 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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- 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。