545:スマホ老眼ってなに?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
猛暑が続いておりますが体調を崩されておられませんか。
今週のテーマは「スマホ老眼ってなに?」です。
今週のテーマは「スマホ老眼ってなに?」です。
最近「スマホ老眼」ということばを耳にすることが増えてきましたが、年を重ねて手元が見づらくなる老眼とのちがいはなんでしょうか?
(スマホ老眼)
医学的には調節緊張と呼ばれるもので近距離のスマホを見続けることにより、一時的に老眼のような症状が起こる状態や近くで物を見る時間が増えることにより遠くを見た時一瞬ぼやけたり見づらさを感じる状態が続くことにより調節が利かなくなり老眼のような症状が現れます。
(老眼)
ものを見るときに必要な水晶体や毛様体の筋力が弱くなり近くの物が見づらくなってくる状態
ものを見るときに必要な水晶体や毛様体の筋力が弱くなり近くの物が見づらくなってくる状態
遠くは見えるが、近くが見えづらくなる(焦点が合いづらい)状態です。
☆「スマホ老眼」と呼ばれる症状のほとんどが一時的なものですが、繰り返していくうちに症状が重くなったり、老眼が早まる危険性も指摘されています。緊張状態が続くと目の奥に痛みが出たり肩こりなどが気になることもあります。
<症状が和らぐ為の対策>
・眼科で筋肉の緊張をほぐす目薬を処方してもらう
・手元の作業が長時間にならないようにして心掛ける
・遠くを見る時間や休憩する時間を作る
・蒸しタオルで目を温める
・暗いところでの使用を控える
・機器の明るさや文字の大きさを調整する
上記のような対策をして「スマホ老眼」から解放されるようにしてください。
これからも快適にスマホ・パソコン・ゲームなどが使用できるといいですね!
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。