525:病院の領収書、明細書には何が書いてある?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
まだ寒さを感じる季節ながら、日が長くなるのを感じるなど少しずつ春の訪れを肌で感じる日も多くなりますね。
今回のテーマは「病院の領収書・明細書にはなにがかいてある?」です。
病院で受診すると、医療費の領収書や明細書が渡されるのはご存知でしょうか?
医療機関では、医療費の内容がわかる領収書と明細書を交付することが国の指定で義務づけられています。内容が細かく表記されているので、病院にかかったときは、自分の受けた治療や検査の内容を確認することができます。
◎領収書
領収書には受信日・名前・患者番号・保険の種類・負担割合・請求金額が記載されています。
その他には以下の項目があります。
・初・再診料
初回と2回目以降、時間帯などで変わってきます。
・医学管理等
療養上必要な管理・指導を行った際にかかります。
・投薬
薬代・手数料のほか、処方料なども含まれます。
・手術・麻酔
薬や医療材料以外に手術や輸血、麻酔の技術料も含まれます。
・自費料
保険適用外の項目です。
当院では診断書が該当します。
◎明細書
明細書は、領収書よりもさらに詳しい診療内容が記載されています。たとえば、「検査」の項目では、一度に数種類の検査を実施した場合、各検査名や診療報酬点数など、どの検査を受けたのかが詳しく記載されています。
・区分
保険適用の区分が明記されます。
・項目名
各区分の内訳。具体的な検査名や薬の名称などが明記されます。
・単価・合計
厚生労働省が定めた診療行為の点数が明記されています。点数1点につき10円で計算。
・回数
診療行為を行った回数が明記されます。
※病院によって領収・明細書の形式や項目名は多少異なります。
〇また領収書は院内規則に基づき再発行は出来ませんのでご了承ください。
〇明細書につきましては再発行可能でございます。
まもなく確定申告の時期が近付いて参りましたね。
所得税・住民税の医療費控除の適用を受けるためには、原則として領収書の提出が必要ですので日頃から領収書の整理、保存をおすすめします。
ご不明な点がございましたらお気軽にお尋ねください。