523:眼科の精密検査はどのようなものがある?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
寒気も少しずつ緩みはじめましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「眼科の精密検査はどのようなものがある?」です。
精密検査とは、基礎検査では分からなことを詳しく調べることを言います。
眼科の精密検査には、散瞳、OCT(光干渉断層計/シラスHⅮ-OCT)、視野検査、眼底カメラなどがあります。
精密検査の内容や発見できる病気は下記の通りになります。
○散瞳 目薬(散瞳薬)で、瞳孔を開き検眼鏡を使って瞳孔から眼球の奥の網膜の状態を調べます。
※瞳を開くと、光がまぶしくなり、手元が見えにくくなることが5~6時間(個人差があります)続きますが自然と元に戻ります。
検査を希望される場合は、交通機関でお越しくださいますようお願いします。
・発見できる主な病気 飛蚊症、白内障、網膜の病気
○OCT(光干渉断層計/シラスHⅮ-OCT) 赤外線の光線を眼底へ照射し網膜の断層画像を撮影する検査です。このOCT検査により、診察時の倒像鏡などによる眼底検査だけでは分かりにくい網膜の状態が分かり、網膜の病気に対する治療方針の決定や、治療効果の判定に役立てることができます。
・発見できる主な病気 緑内障 網膜、黄斑の病気
○ハンフリー視野検査(静的視野検査) 視野とは、眼を動かさずに見える範囲のことを言い、日常では気づきにくい視野の欠け、欠落部の有無を見つけることが出来ます。
※検査時間は20分くらいです。(検査時間には個人差があります)
・発見できる主な病気 緑内障
黒い部分が、見えないところです。正常な視野では、盲点のみが黒くなっています。
代表的な視野検査はハンフリーですが、他にもゴールドマン視野計・FDTスクリーナーがあります。
当院では、日帰り白内障の手術や専門医による治療を行っています。少しでも不安を感じたら当院へお越しください。
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※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。