518:運転免許取得、更新に必要な視力は
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
1月に入り、一層冬の深まりを感じますね。今週のテーマは「運転免許取得に必要な視力は?」です。
運転免許を取得するためには、信号・標識・歩行者などが見分けられる視力、周囲の安全を確認しながら運転できる視力があることが必要です。
- 免許に必要な視力の合格基準とは?
視力検査の合格基準は、運転免許の種類によって異なります。
① 原付免許や小型特殊免許は両目で5以上
② 普通車の免許・二輪免許・限定の中型や大型特殊免許は両目で7以上
③ 限定なしの中型や大型免許・けん引免許、第二種免許については両目の視力が7以上であること。(※さらに深視力の検査に合格する必要があります。深視力検査とは、物の遠近感や距離感を掴み、立体的に見て判断できる能力があるかを確かめる検査です。当院ではこちらの検査は行っておりません。)
- どのような視力検査をするの?
普通免許の視力検査で行われるのが、ランドルト環検査です。
円形の一部分だけ空いた英文字の「C」のような形状を用いて、視力を確かめます。上・下・右・左・斜め右下など、円形の空いている箇所を答えることで、どこまで小さなものが見えるのかを検査する方法です。
- 視力検査に不合格だった場合はどうするの?
もしも、視力検査に不合格だったときは、メガネやコンタクトレンズなどの視力矯正器具を使って、再検査を受けて合格すれば、免許を取得できます。メガネやコンタクトレンズを装用して視力検査を受ける場合は、あらかじめ申告をしましょう。メガネやコンタクトレンズが必要な場合は、運転免許証の条件欄に「眼鏡等」と記載されます。
安全に快適に運転をするために、一定の視力がなくてはなりません。自分の視力が今どれくらいなのか確認するためにも、一度眼科で視力検査を行いましょう。私たちの医院では、必要に応じてメガネ処方やコンタクトレンズ処方を行っています。初めてのメガネやコンタクトレンズを考えている方でも、安心して使用できるように様々質問にお答えします。