482:流行性角結膜炎とはどんな症状?
こんにちは。新宿東口眼科医院 です。
暖かくなり、過ごしやすい季節となりましたね。
今週のテーマは「流行性角結膜炎とはどんな症状?」です。
◎流行性角結膜炎とは
アデノウイルス(8型、4型、37型、19型)によって起こる、
大変感染力の強い結膜炎です。流行り目とも言われています。
◎症状
感染してから約1週間後に、まぶたの裏側のブツブツや充血、まぶたの腫れ、目やに、流涙、風邪などの症状が激しくあらわれます。これらは片目から発症することが多いです。
症状が重くなると、耳前リンパ節が腫れることもあります。
充血や目やに、流涙は約1~2週間で治まりますが、その頃に、角膜に小さな点状の星や、結膜の表面に白い炎症性の膜(偽膜)が出てきます。
この時に治療をやめると、角膜が濁り視力が落ちてきますので、医師がいいというまで
点眼などの治療を続けましょう。
◎注意すること
・タオルや洗面器は別にしましょう。
・手指などは水道水を出しっぱなしにして、石鹸でよく洗い70%消毒アルコールで消毒するとよいでしょう。
・タオル、ハンカチ、下着などはできるだけ煮沸し、乾燥させましょう。
・人の使っている目薬を使ったり、うっかりその辺の物をさわったり、手で目をこすったり、顔にふれたりしないようにしましょう。
・入浴や洗髪は、症状がおさまるまでひかえ、シャワー程度にとどめ、どうしても入浴しなければならない場合は、あまり温まらずに家族の中で最後に入り、その湯は洗濯などに使わず流しましょう。
・涙や目やになどを拭いた綿あるいはティッシュは、ビニール袋にまとめて捨てましょう。
・次々に感染する危険がありますので、保育園、学校、職場は休む必要があります。治ったように見えても、医師の許可が出るまで、しばらくの間は他人に接したり、友人や親戚などへ遊びに行ったり招いたりするのはやめましょう。なお、普段から汚れた手で、目をこすったりする習慣はやめましょう。
・アルコールで消毒しましょう。
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも
当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。