468:眼科の診察室、医師はどんな検査をしているの?
こんにちは、新宿東口眼科医院です。
寒さが厳しい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「眼科の診察室、医師はどんな検査をしているの?」です。
当院の診察室では眼疾患を発見するために様々な検査が行われております。
① 細隙灯顕微鏡(通称スリットランプ)
角膜や結膜、水晶体、虹彩、硝子体の前部などいわゆる前眼部といわれる部分を観察する検査です。痛みや痒み等の症状がある場合子の検査で病名がわかることが多いです。
また、体の不自由な患者様や、小さいお子様にも対応できるようにハンドスリットランプ(写真左)も備えております。
② 眼底検査
眼底検査とは、検眼鏡を使い網膜や視神経の状態を調べる検査です。この検査により、緑内障や網膜剥離、視神経疾患などの眼の病気だけでなく、内科疾患(糖尿病、肝臓病等)や脳神経疾患(くも膜下出血、硬膜下出血、脳腫瘍等)を発見することができます。補助レンズ(90Dレンズ)を用いて視神経乳頭のへこみの広がりや深さの程度などを立体的に観察する方法、3ミラーなど接触型前置レンズを使用し、低倍率で極めて鮮明な観察をすること方法もあります。また、眼底検査の際に、瞳孔を広げて眼底をより詳しく調べるために散瞳薬を使うことがあります。
3ミラー 倒像鏡 90Dレンズ
③ 接触式眼圧測定(アプラネーショントノメーター)
眼圧測定検査は、緑内障の検査のひとつです。検査室で行われる非接触式眼圧測定とは違い、医師による点眼(ベノキシールなど)により眼球を麻痺させ、直接機械を目に当てて測定する検査です。
④ 隅角検査
隅角検査は特に緑内障を診断するうえで欠かせない検査です。また隅角の状態をみることで緑内障のレーザー治療が必要な人もわかります。さらに、虹彩・毛様体・脈絡膜に炎症ができるブドウ膜炎の診断の際にも有用ですし、散瞳検査が安全にできるかの確認にも使われます。
隅角部分は通常、屈折の関係で直接観察できないので、角膜に隅角鏡と呼ばれる検査用のレンズを接触させ、観察します。このとき点眼麻酔や角膜保護剤をしようするので圧迫感はありますが痛みはあまりありません。
上記以外にも様々な検査を行っております、お気軽にお問合せください。
また、上記は一般的な説明ですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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