459:子供の目薬のつけ方
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
朝晩と冷え込んできましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「子供の目薬のつけ方」です。
<子供の点眼方法>
点眼方法1
仰向けの状態で膝枕をしながら点眼を行います。
点眼方法2
下の画像のように子供を仰向きに寝かせ、お腹の上にまたがり、 両足の太ももで頭部まで固定して点眼します。
点眼方法3
下の画像のように子供を仰向きに寝かせ、体に沿うように腕の上から足を伸ばし、頭を押さえて点眼します。
点眼方法4
仰向けになるのを嫌がる場合は座った状態で点眼します。
これらの方法の際には、直接、黒目を狙って点眼するのではなく、あっかんベーの要領で下瞼を捲って、瞼の赤い部分を狙って点眼しましょう。直接、黒目に点眼するよりも恐怖心が和らぎます。
点眼後はしばらく目を閉じていてもらい、目薬が浸透するのを待ちます。
<嫌がる子供の点眼方法>
清潔な布などで目のまわりを拭いてから、眼を閉じ目頭付近に点眼し、そっと目を開く。このとき目尻に点眼してしまうと目薬が流れてしまうので注意が必要です。
点眼する時間が厳密に決まっていない場合、子供が寝入っている隙に目薬を差してしまうと楽です。眠りが浅い時に行うと、片目を差しただけで起きてしまいますので、熟睡している時に行いましょう。目尻を数回引っ張ってあげると目薬が全体に広がります。
<注意点>
- l 点眼する前には必ず手洗いをしましょう。
- l 泣いているときには点眼をしないようにしましょう。涙で目薬が流れ出てしまいます。
- l 子供は動くので、点眼時に容器の先や爪が目に当たらないように気をつけましょう。
- l 怖がらせないようにすることも非常に大切です。
- l 点眼の必要性や点眼後の効果について、子供にしっかりと落ち着いて説明してみましょう。説明をすると大人しくしてくれることもあります。
- 一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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- 本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。