458:コンタクトレンズってどんな種類があるの?
こんにちは、新宿東口眼科医院です。
朝夕冷え込む季節になりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「コンタクトレンズって、どんな種類があるの?」です。
皆様はどのようなコンタクトレンズをご存知でしょうか?
コンタクトレンズは、大きく分けてハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの二種類がございます。
ハードコンタクトレンズは長期装用できます(寿命は約2年です)。
ソフトコンタクトレンズはディスポーザブルタイプ(使い捨てレンズ)、コンベンショナルタイプ(長期装用タイプ)がございます。
以前は安全性や目への負担を考えた場合、ハードレンズの方がソフトレンズよりも優れた点が多かったのですが、現在はシリコンタイプのソフトレンズや、1日使い捨てレンズの普及により、以前のハードレンズと比べてそん色ない安全性と、快適な着け心地を実現したソフトレンズを使っている方が多いです。
GFKジャパンの「コンタクトレンズ利用実態調査」によると、1日使い捨てレンズユーザーは約40%、2週間使い捨てレンズユーザーは30%、ハードコンタクトレンズユーザーは19%とのことです。(参考:http://www.gfk.com/jp/insights/press-release/dc9028/)
●ハードコンタクトレンズはレンズ直径が小さく、硬めの作りになっています。長所は、酸素透過性に優れていること・強い近視や乱視の方でも矯正することが可能・ゴミや傷が目にあった場合、すぐに気づけることです。短所は、異物感が強いこと・眼瞼下垂等のリスクがあることです。
●ソフトコンタクトレンズはレンズ直径が大きめで、柔らかい作りになっています。長所は、装用感が良く・扱いやすい、短所は、乱視の矯正力がハードに比べて劣る・軽度のアレルギー症状などの眼疾患に自覚症状が出づらいことです。
代表的なハードレンズ、長期装用ソフトコンタクトレンズはこちら→https://www.shec.jp/cl/conventional/
●ソフトレンズの中でも使い捨てタイプは装用期間の違いによって主に1日タイプと2週間タイプがあります。1日タイプは目に入れて取り外したらすぐに捨てるため、衛生的な使用が可能です。保存液やケースを持ち運ぶ必要もないため、短期間の旅行などに便利です。また、災害時など水が使用できない時でも、手を清潔にしていればケースから取り出すだけでコンタクトレンズの使用が可能です。
代表的なレンズはこちら→https://www.shec.jp/cl/1day/
●2週間タイプは装用感の良さとコストパフォーマンスを兼ね揃えており、比較的質の良いレンズを安価に使うことができます。使用にコンタクトレンズケアの知識が必要なため、初心者よりも既にコンタクトレンズを使用していて、慣れている人に向いています。
代表的なレンズはこちら→https://www.shec.jp/cl/2week/
このように、それぞれに長所短所があるので、生活習慣や近視や乱視の度合いによって人それぞれ相性の良いレンズは変わります。
ご自身の相性のいいレンズを探したい場合は、当院のスタッフにぜひお問い合わせ、お声がけください。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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