442:アイメイクとコンタクトレンズ
こんにちは、新宿東口眼科医院です。
今回のテーマは「アイメイクとコンタクトレンズ」です。
まず、アイメイクの前にコンタクトを装用しましょう。
コンタクトを装用する前にアイメイクをしてしまうと、アイシャドウやマスカラなどの化粧の粉が付着しやすくなり、コンタクトの汚れの原因になります。
そして、まぶたの際にアイラインやアイシャドーを塗る化粧法がドライアイなどの病気を引き起こす可能性が高いことが日本コンタクトレンズ学会で発表されました。
まぶたのふちには目を保護する油を出す分泌腺があり、この腺が化粧でふさがれることにより、涙の層が部分的にはげたり、涙の厚さが不均一になり目のかすみや痛みを生じるドライアイの状態になりやすくなることがわかりました。
また、粘膜の部分に化粧を繰り返した結果、皮膚炎やまつ毛の脱毛などを起こした例もありました。
このように、コンタクトレンズを装用する際は手をしっかりと洗い、清潔な状態で行うともに、瞼の内側へのアイメイクは控えるように気をつけましょう。
また注意すべき点としては、
・アイメイクが目に入った時は擦らずに、レンズを外し洗浄しましょう
・パウダー系のアイシャドウを使う際は、余分な粉を落とし、目の中に入らないようにしましょう
・マスカラを使う際は根元にマスカラをつけないように気をつけましょう
・化粧を落とす際は、コンタクトを外した状態で行いましょう
アイメイクをする方は、以上の点を注意してコンタクトレンズを正しくご利用ください。