437:あくびで涙が出るのはなぜ?
こんにちは、新宿東口眼科医院です。うっとうしい梅雨の季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは【あくびで涙がでるのはなぜ?】です。
涙は目じりにある涙腺(るいせん)という所で作られます。
まばたきをすると涙腺から目へと涙が押し出され、目を常時潤してくれています。
だとすると、あくびをしたら目から涙があふれてしまいます。
でも通常溢れてくることはありません。
涙は目頭に集まり、そこには鼻涙管(鼻に抜ける小さな穴)があります。
涙が増えると鼻に流れていくので、鼻水が増えます。
では、なぜあくびをするとなみだがでるのでしょう?
あくびをするときは、大きく口を開けて目を閉じたり細めたり顔全体の筋肉を使います。
あくびをすると、顔全体の筋肉が連動して動き筋肉が普段以上に動くことになります。
そうすると涙が溜まった涙腺を、筋肉が刺激します。
そこで、あくびをすると涙が出てくるという訳です。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。