435:プリズム眼鏡とは
こんにちは、新宿東口眼科医院です。穏やかで過ごしやすい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「プリズム眼鏡とは」です。
【プリズム眼鏡とは】
光を屈折させることにより、像を一定の方向にずらすことができる眼鏡です。
目のズレによる見え方を、光学的に矯正する働きを持っています。
ですので、プリズム眼鏡は、斜視・斜位による複視や眼精疲労を軽減させたい方に
処方します。また、斜視・斜位の子供に対しては、立体的に物を見る力を育てる
目的で処方されることもあります。
プリズム眼鏡をかけるメリットは、見た目の眼の位置を解決できる、複視や眼精疲労を軽減すことが出来るなどあります。
また、日常生活における見え方の質が良くなることが期待できます。
斜視(目のズレ)の程度によっては、眼科でプリズムを入れられる範囲を超えている場合、フレネル膜というレンズを眼鏡の上に貼って、対応することになります。
当院では、フレネル膜の処方は行っておりませんので、大学病院などに、ご紹介させていただきます。
プリズム眼鏡の処方にあたっては、斜視角の測定、必要なプリズム度数を決定する検査
などが必要になるため、お悩みの場合は一度眼科にて検査を行いますので、ご相談下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。