429:メガネが欲しい時は眼科に来た方がいいの?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。新年度も始まり、皆様どのようにお過ごしでしょうか。
肌寒い日が続いていましたが最近、春の陽気も肌で感じられるようになってきましたね。
さて、今回のテーマは「メガネが欲しい時は眼科に来た方がいいの?」です。
●眼科と眼鏡店では「設備」が違う
眼鏡店で視力を測定し眼鏡を作成してしまうと正確な度数では作られません。眼鏡店ではフォロプターと言って機械を覗きながら目の前のスクリーンに指標を映して測定します。眼科では3mまたは5m距離をとって視力表を設置し測定を行います。
眼鏡店でのフォロプターは近くのスクリーンに指標を提示しますので「調節」が介入しやすく、正確な度数ではないまま眼鏡を組み立ててしまいます。度数があっていない状態が続くと眼性疲労・悪心・めまいなど様々な症状を引き起こしてしまいます。
●見え辛さは屈折異常だけではない
眼鏡店で見え辛いといってそのまま眼鏡だけを作成してしまうと潜伏している疾患を見過ごす可能性があります。ドライアイ・白内障・緑内障など、視力低下に繋がる疾患は眼科ではほとんどです。そのような疾患を重篤化させないためにも一度眼科にて受診をしていただき眼鏡作成を検討することを強くお勧めします。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮下さい。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。