428:眼科の目薬が余ったら取っておいていいの?
こんにちは、新宿東口眼科医院です。少しずつ暖かくなってきましたね。3月に入り春らしい陽気となってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは、「眼科の目薬が余ったら取っておいていいの?」です。
眼科を受診すると、症状次第では目薬を処方されます。目薬を使い切る前に症状が治まり、医師からも使用を辞めても良いと判断されると、当然のことながら中身が残った状態の目薬が手元に残ります。
未開封の目薬でしたら、保存状態さえよければ原則として「有効期限」まで大丈夫です。
暑い夏の日に車の中に放置したり、直射日光にさらすなどすると保存状態が悪くなるので、有効期限内であっても使用はお控えください。
一度開封した目薬はまつ毛や外気などに触れるため、長期間取っておくと清潔でなくなったり、成分が変化してしまう可能性があります。そのため、使い終わった目薬は症状が改善されたタイミングで処分しましょう。
また、前回と同じ症状だからといって、ご自身の判断だけで余ったお薬を使用するのではなく、眼科に受診をして医師にご相談下さい。
補足として、市販の目薬はだいたい開封してから2~3ヶ月と言われています。
どんなに長く見積もっても開封した目薬は3ヶ月以上は使わないでください。
明確に使用期限に指示がある場合は、それに従って下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。