425:花粉症が発生するメカニズム
こんにちは、新宿東口眼科医院です。少しずつ暖かくなってきましたね。
本日のテーマは、「花粉症が発生するメカニズム」です。
●花粉症が発生するメカニズム
花粉症とは、植物の花粉(アレルゲン)によって引き起こされるアレルギー症状の一種です。私たちは、細菌やウイルスなどの異物が体内に入ると、それを取り除こうとするために、体内に抗体を作ります。花粉が体内に入った場合、IgE抗体という物質が作られます。この抗体が働くと、神経を刺激する化学物質(ヒスタミンなど)が放出されるため、目や鼻などにアレルギー症状があらわれます。花粉症の方は、普通のヒトに比べ、ヒスタミンに対して敏感だといわれており、IgE抗体が多く作りだされます。今では10人に1人が花粉症といわれているほどです。さらに花粉症の人は年々増加をしています。
●花粉症の症状
まず、目のまわりがかゆくなります。こすったり、かいたりすると症状が悪化し、まぶた・結膜が腫れ、角膜が傷つき、目がゴロゴロしたり、痛みを伴います。涙が止まらなくなることもあります。目以外にも、鼻、喉、気管支、胃腸にもさまざまな症状が現われ、全身の倦怠感や発熱が出る場合もあります。
●花粉症の予防方法
花粉を浴びないことが1番の予防法ですが、ほとんどの人が不可能です。以下項目を参考に、なるべく花粉を回避しながら、上手に花粉の時期を乗り越えましょう。
・外出時はマスク、眼鏡、帽子、マフラーを着用しましょう
・ 花粉を家の中に入れないようにしましょう
・ たばこ、お酒は控えましょう
・ バランスのとれた食生活を送りましょう
新宿東口眼科医院では、花粉症の症状を緩和するための点眼薬、内服薬を処方しております。お気軽に症状についてご相談ください。また、採血による少量の血液で、花粉だけでなく、36項目のアレルギーの原因が1度の検査でわかるMAST36アレルゲン検査も行っております。 検査ご希望の方はお気軽にご相談下さい。
※当院では処方箋を発行し、院外処方をしておりますので販売は一切しておりません。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。