422:ハードレンズとソフトレンズどちらが目に良い?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
まだまだ寒さが厳しいですが、いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「ハードレンズとソフトレンズどちらが目に良い?」です。
まず、ハードレンズとソフトレンズそれぞれの眼の負担に関するメリット・デメリットについて紹介していきます。
◇ハードレンズ
メリット
・レンズ内に水分を含まず眼の水分を奪わないため眼が乾きにくい
・角膜を覆わないため眼に負担が少ない
・眼に異常が生じた場合、早期発見がしやすい
デメリット
・素材が硬いため付け始めに違和感がある
・角膜に細かい傷ができやすい
◇ソフトレンズ
メリット
・素材が柔らかいため装用感が良い
・1dayタイプの場合、毎日新しいレンズを使うことで感染が起こりにくい
デメリット
・角膜を覆うため眼に負担が大きい
上記の通り、ハードレンズにもソフトレンズにもそれぞれメリット・デメリットがあります。結論を言うと、どちらの方が眼に優しいという断定はできません。人それぞれ生活習慣や使い方が違うため、自分に合ったレンズを選ぶことが重要と言えそうです。
◇コンタクトレンズを安全に使用するために
1.定期的にレンズを交換しましょう
コンタクトレンズを安全に使用するために、使用する製品毎に定められたレンズの交換期限を守ってください。交換期限の過ぎたレンズは、毎日のレンズケアでも落としきれない汚れの影響などで、思わぬ目のトラブルにつながる可能性があります。使用回数・日数に関わらず、開封から交換期限を過ぎたものは絶対に使用しないようにしてください。
2.一日の装用時間を守りましょう
装用時間は、コンタクトレンズの種類や装用する人の目の状態によって様々ですが、終日装用で使用するレンズの場合は、一般に1日12~16時間が目安となります。装用時間を守らないと眼疾患を引き起こす可能性があります。
3.取り扱い方法を守って正しく使用しましょう
正しい使用方法は、眼を守ることにつながります。取り扱い方法を必ず守って使用してください。
4.定期検査を受けましょう
安全で快適なコンタクトレンズ装用を続けるためには、定期的に眼科医による検査を受け、目に異常がないことを確認することが必要です。
5.異常を感じたらすぐに眼科を受診しましょう
コンタクトレンズをつける前に目ヤニや充血がないかなどを確認するほか、レンズをつけた後にも異物感や見え方に異常がないかを確認してください。少しでも異常を感じた時は、すぐにレンズを目からはずし、定期検査のスケジュールに関わらず、直ちに眼科医に相談するようにしてください。
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。