三大ぶどう膜炎について | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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394:三大ぶどう膜炎について

こんにちは、新宿東口眼科医院でございます。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「三大ぶどう膜炎について」です。
○ぶどう膜炎とは
そもそも、「ぶどう膜炎」とはどんな病気なのでしょうか。
まず、ぶどう膜は眼球内部にある虹彩、毛様体、脈絡膜から成る膜状の組織のことです。
色と形が果物のブドウに似ていることから、「ぶどう膜」と呼ばれています。
このぶどう膜に炎症が起こることを、「ぶどう膜炎」といいます。

ぶどう膜は血流豊富な組織のため、他の臓器に起こった炎症に伴って炎症が起こることがあります。
そのため、ぶどう膜炎の原因を特定するのは難しく、場合によっては専門的な治療を受ける必要があります。

○三大ぶどう膜炎とは
ぶどう膜炎をおこす代表的な3つの病気があります。
これらを三大ぶどう膜炎と呼ぶことがあります。
三大ぶどう膜炎は以下の通りです。
・サルコイドーシス
・フォークト―小柳―原田病
・ベーチェット病
これらの病気の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
○サルコイドーシスとは
もともとは皮膚の病気として知られていた病気で、肉の塊のような肉芽腫が全身の皮膚、臓器にできる病気です。
自然によくなることもありますが、治りにくいこともあるため、厚生労働省指定の難病の一つでもあります。
眼に症状が出ると、ものがかすんで見える、まぶしい、飛蚊症が出る、充血、視力の低下など様々な症状が出ます。
眼科でサルコイドーシスが疑われる症状を発見した場合は、全身の精査をするために、内科に受診してもらうようお話しすることもあります。
○フォークト―小柳―原田病とは
「原田病」とも呼ばれるこの病気は、両眼にぶどう膜炎と網膜剥離を起こして視力障害を起こす病気です。
メラニン色素細胞に対して過剰な免疫反応が起こる病気と考えられ、目のほかに色素細胞の多い耳、皮膚、毛髪、髄膜などで炎症が起きる事もあります。
目の自覚症状としては視力が下がることが多く、症状に左右差を感じる事も多く、片目のみに症状が出ることもあります。
○ベーチェット病とは
ベーチェット病の患者さんには4つの特徴的な症状が表れます。
ぶどう膜炎、視力低下などの眼症状、口内炎など口腔粘膜症状、外陰部潰瘍、皮膚症状の4つです。
症状の再燃と寛解を繰り返し、視力が急に下がって、また良くなるということを繰り返すことがあります。
○まとめ
いずれの病気も治療が難しく、眼科のみならず内科など様々な診療科と提携して、長期的に治療を続ける必要があります。
ぶどう膜炎の診断を受けた場合は、医師の指示に従い、定期的な検査を受けることをお勧めします。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。


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新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
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15:00-19:30
=11:00-13:45/=15:00-19:00
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住所 東京都新宿区新宿3-25-1 ヒューリック新宿ビル9階
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