391:老視はどうしてなるの
こんにちは。新宿東口眼科医院です。雨の日が続いていますね。当院は地下道を通っていただければ雨に濡れず来院可能です。地下鉄メトロのB11番出口からお越し下さい。
今週のメールマガジンのテーマは「老視はどうしてなるの」です。
年齢による水晶体の変化がもとで、目のピントが合わせづらくなるのが老視です。それにともない、近方が見づらくなることが多いです。
では、具体的にどのような変化が水晶体に起こるのでしょうか。
水晶体はカメラでいうとレンズの役割をしている部分です。通常はこの水晶体の厚みが、チン小帯に収縮または弛緩されることによって変化します。そうすることで光の屈折率を変えているので、近くにも遠くにもピントが合うのです。
ただ、水晶体も永久に弾力を保てるわけではありません。加齢や紫外線、栄養不足といった要因によって、水晶体の中のタンパク質が固く変性してきます。それによって水晶体の弾力がなくなり、伸び縮みできなくなり、ピントが合わなくなってしまうため老視が起こるというわけです。
老視の治療というと、眼内レンズを挿入したり、特殊なハードレンズを装着する方法もありますが、最もポピュラーなのは近方視力矯正用の眼鏡作成です。普段運転するときや遠くを見るとき用とはまた違った度数の眼鏡を作成することで、老視によって見づらくなった近方の視力を矯正できます。
新宿東口眼科医院では、国家資格を持った視能訓練士が、ひとりひとりに最適な眼鏡を処方しています。生活する上でお困りなことがあれば、ぜひご相談下さい。