384:白内障とは?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
青葉が目に眩しいこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは【白内障】です。
正常な水晶体(目の中のレンズ)は透明で、光をよく通します。
しかし、さまざまな原因で水晶体の中身のたんぱく質が変性して、濁ってくることがあります。これが「白内障」です。
水晶体が濁ると、光がうまく通過できなくなったり、光が乱反射して網膜に鮮明な像が結べなくなり、視力が低下します。
症状
●かすんで見える
●明るいところへ出ると眩しく見にくい
●どんなに調整しても眼鏡があわない
●ぼやけて二重・三重に見える
●新聞の文字が見づらくなる
●車の運転に支障がでる
(*濁りの程度や性状により、症状には個人差があります )
治療方法
白内障が軽度で、あまり視力に影響のない場合は点眼薬や内服薬による進行予防をおこないます。
いったん白内障が進行して水晶体が混濁すると薬などで元の透明性を回復することはできません。
したがって、白内障が進行した場合は手術以外に視力を回復する手段はありません。
手術の種類と方法
1)超音波乳化吸入術(PEA)
・ 点眼による局所麻酔
・ 2.4mm前後の強角膜もしくは角膜切開前
・ 嚢を円形に切開する
・ 超音波乳化吸引装置により、水晶体核を超音波振動で粉砕しながら吸引する
・ 眼内レンズを挿入する。
2)嚢内水晶体全摘出(ICCE)
・ 水晶体を嚢ごと全てを摘出する方法。現在では特殊な症例(脱臼水晶体、高度な角膜混濁)でしか適応となりません。
3)嚢外水晶体摘出(ECCE)
・ 嚢の前の部分(全嚢)に孔を作ってこの孔から水晶体の内容物だけを摘出する
白内障の手術の種類【詳しくはこちら】
白内障手術に関する費用
手術費用に関しましては、患者様のご負担費用を抑えております。少しでも多くの患者様に貢献できればと思っております。
片眼のみ
1割負担約¥15,000-~
3割負担約¥44,000-~
※ 上記金額は手術時の金額であり、術前検査は別途かかります。ご了承ください。
高額療養費制度について
高額療養費制度とは、高額な医療費による負担を軽くするために、医療費の一部負担金が自己負担限度額を超えた場合に、超えた分の払い戻しを受けられる制度です。
高額医療費の払い戻しを受けるには申請が必要です。
高額療養費制度の申請について
加入されている保険者に申請します。
・ 国民健康保険・・・市区町村の担当窓口。
・ その他・・・加入している健康保険の窓口。(社会保険事務所、健康保険組合や共済組合など)保険証に記載されていますので、ご確認ください。
まずはどのように申請すればよいのかを問い合わせてみるところからはじめてください。患者様の年齢・所得によって自己負担の限度額は異なります。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも
当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。