381:眼軟膏の正しい点入方法
皆様いかがお過ごしですか。
新宿東口眼科医院です。
今回のテーマは「眼軟膏の正しい点入方法」です。
眼軟膏は、まぶたの病気や角膜・結膜の病気に使われます。点眼薬よりも薬の成分を
目の表面に長くとどめ、効果を高めるために必要なお薬です。
炎症や痛みを抑えるものや、細菌を殺す軟膏などがあります。
眼軟膏の使用方法
1.手を清潔な状態にして下さい。
2.鏡を見ながら、下まぶたを軽く引っ張り、チューブを少し押して下まぶたの内側に薬を適量(1cmくらい)つけます。
※チューブの先がまぶたやまつげ、眼球に触れないように注意して下さい。
3.目を閉じ、軟膏が溶けて全体に広がるまで少し時間をおきます。
※あふれた軟膏は、清潔なガーゼやティッシュでふき取って下さい。
4.可能ならば次の方法もよいでしょう
清潔な綿棒にチューブから軟膏を少し取り、下まぶたを押し下げて、下まぶたの中に入れる。軟膏が溶けるまで、しばらく目を閉じて静かに待ちましょう。
使用後にはティッシュでチューブの先が不潔にならないように注意して、ふたをする。
目薬と眼軟膏を使用する場合
目薬と眼軟膏を同時に使用する場合は、眼軟膏は水をはじいてしまうので、目薬を使用した後に眼軟膏を使用して下さい。
注意点
使用後、一過性あるいは数分間の間、目がかすむことがあります。明瞭に見えるまで、視力が要求される作業などは避けてください。
主な副作用として、目のかゆみ、眼瞼(まぶた)のはれ・発赤、眼瞼炎(まぶたのただれ)、結膜充血、眼痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師に相談してください。