380:頭痛と眼精疲労
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
桜も散って、本格的に暖かく過しやすい季節になってきました。
今回のテーマは「眼精疲労と頭痛」です。
スマートフォンやタブレットなどが普及し、現代人は以前よりも目をよく使う傾向のある生活を送っています。当院でも、目の疲れを訴えてご来院される患者様が多くいらっしゃいます。
中でも眼精疲労には目以外の症状を伴うこともあります。その1つが頭痛です。しかし、頭痛にも種類があり、眼精疲労に起因するものなのかは判断が難しいところになります。ごく一般的にはなりますが、以下のような場合はその原因が眼精疲労にある可能性があると考えられます。
1.パソコンの作業や、読書などが多いと発現する頭痛。
2.休日などは症状が軽くなる頭痛。
3.日にちごとに、症状の強弱のある頭痛。
4.疲労時に発現する頭痛。
※上記の内容は一般的・簡易的なもので、同様の症状であっても別の原因による場合も考えられます。脳疾患の場合は早急な治療が必要になるため、その心配がある場合は直接脳外科への受診をおすすめいたします。
<対策>
眼精疲労による頭痛であると診断された場合は、疲労の緩和を目的とした治療を行っていきます。具体的な治療としては、疲れ眼改善のビタミン目薬の処方、目の筋肉を休める目薬の処方、近用やパソコン用メガネの処方などの提案をさせて頂きます
また、目を暖めることも眼精疲労の改善に効果があるため、アイホットという赤色光を使用したアイマスクタイプのあんぽう器を使用した治療も行っています。
上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。