375:眼瞼下垂の原因
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
寒い日が続きますが、皆様暖かくしてお過ごし下さい。
今回のテーマは「眼瞼下垂の原因」についてです。
<眼瞼下垂とは>
眼瞼下垂とは、まぶたの筋肉または神経の異常でまぶたが垂れ下がった状態で、眼を普通に開眼したとき、まぶたが瞳孔(黒目)にかぶさっており、
しっかりとまぶたを上まで上げられない疾病を言います。
<眼瞼下垂の主な原因>
一般的に眼瞼下垂は先天性のものが多く、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)の形成不全などで起こります。片眼性の場合が多く、遺伝することもあります。
後天性の眼瞼下垂は、加齢による眼瞼挙筋の筋力の低下や皮膚のたるみによるものです。
しかし、最近では目を酷使する行為、コンタクトレンズの長期装用、アレルギー疾患、
過剰なメイクによってまぶたを擦ることで、著しく皮膚が弛緩してしまうことも少なくありません。
<自覚症状>
まぶたが垂れ下がる、瞳孔(黒目)に皮膚がかぶさることによる視力低下などがあります。先天性で下垂が強度だと、下がった眼瞼が視覚の発達の妨げになり、弱視になってしまう場合もあります。
また、ある程度以上の下垂があると、物を見る時あごを上げる姿勢をとります。
そのため、まぶたをより上げようとし、額にしわが寄ったり、眉毛が上がったりします。
<治療方法>
神経損傷による場合は、医師との相談のうえで外科手術を受けます。
アレルギー疾患による場合は、抗ヒスタミン剤またはステロイド剤を服用します。
その他の原因による場合は、医師の指示のもと、原因疾患の治療を行います。
※ (新宿東口眼科医院では手術は行っておりませんが、診察の上他院を紹介いたします。)
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