356:視神経乳頭ドルーゼン
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
肌寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「視神経乳頭ドルーゼン」です。
<視神経乳頭ドルーゼンとは>
加齢による変化のひとつで、全身疾患や他の眼疾患との関連は無いと考えられています。
眼底に、黄白色の小さな円形・多角形の斑点がみられます。
なので、健康診断などの眼底検査で発見されることが多いです。
<原因>
加齢によるもの、遺伝によるものがあります。
しかし、明確には分かっていません。
<症状>
はっきりとした自覚症状はありません。
まれに、かすんで見える・視野が欠けたような見え方を自覚することがあります。
また、脈絡膜新生血管がみられると、その部分が出血し、視力低下が起こる
可能性がありますから、新生血管が生じた場合は出血を予防するためレーザー治療が必要です。
※ほとんどの場合症状はありませんが、定期的な眼底検査・視野検査をおすすめします。
<検査>
眼底検査・超音波検査があります。
<治療>
今の段階では、有効性が証明された治療法はありません。
しかし、定期的な眼底検査・視野検査をして、経過を見る必要があります。
心配でしたら、一度来院していただき、検査をした上で結果を説明させていただきます。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※ すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください