351:めまいがしたら眼科?
こんにちは。新宿東口眼科医院です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目ですが、お風邪など召されませぬよう御自愛ください。
今回のテーマは「めまいがしたら眼科?」です。
めまいの基本は耳鼻科、脳神経外科、内科です。
しかし中には目が直接的、あるいは間接的にめまいの原因に関連していると考えざるを得ない場合もまれにあります。
身近な日常生活との関連性からひとつ例をあげます。
めまいの原因を見直すひとつの材料として下さい。
<疲れ目と眼精疲労>
現代社会の中で、もっとも不可欠なもののひとつがパソコンです。
① 疲れ目
会社勤務の人では1日8時間~12時間以上パソコン操作をするという人も少なくありません。
この場合、当然眼精疲労といわれる状態が生じています。
疲れ目自体がめまいの直接的原因かははっきりしませんが、何らかの悪影響があることは確かです。
このような考え方からは、疲れ目対策もめまいの治療上に必要です。
② 目からくる首こり、肩こり パソコン作業中の首を少し前につき出した姿勢を長時間維持することや、キョロキョロと目を動かせる動作は当然、首のコリを生じさせます。
目の疲れ→首→脳や耳への影響というメカニズムでめまいが起こることがあります。
症状が出たときに、休憩したり、睡眠をとると治るのは「疲れ目」、治らずに症状が続くのは「眼精疲労」、と医学的には区別しています。
<治療・対策>
(1)眼の病気の有無を検査する。
(2)メガネやコンタクトレンズの度数が合っているかチェックする。
(3)アイホットで目を温める。
(4)ビタミン製の点眼で治療する。
上記の検査・治療は全て当院で行うことが出来ます。めまいが気になる方は是非一度ご来院してください。
まずは当院で眼科的異常が無いか調べたうえで、必要に応じて他科(耳鼻科、脳神経外科、内科等)をご紹介します。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。