346:視力が回復することはありますか
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
まだまだ暑い日が続きますが、熱中症などには十分気をつけて下さい。
今週のテーマは「視力が回復することはありますか」です。
【低下した視力は回復するか】
低下した視力は基本的には回復しません。
一般的に成長期に視力が低下する方が多いと思いますが、そのような視力低下は背が高くなるのと同じように目も成長し、その結果視力が低下するためです。
多くの方はコンタクトレンズや眼鏡を装用して、遠くのものを見えるようにします。
屈折異常とは、眼に入った光が眼の奥にある網膜の上でピントがあわないため、ぼけて見える状態です。
~近視~
近視とは眼に入った光が網膜の手前で焦点を結ぶ状態です。
~遠視~
遠視とは眼に入った光が網膜よりも奥で焦点を結ぶ状態です。
~乱視~
乱視とは眼に入った光が焦点を二点で結ぶ状態です。
しかし、視力が回復する場合もあります。
白内障だと眼のなかの水晶体というレンズが老化により濁ることで視力が低下していきます。
その場合、手術で水晶体を摘出し、新しい人工のレンズを入れることで濁りがなくなり視力がでることがあります。
当院ではその白内障手術を日帰りで行っておりますので、もし気になることがあればお気軽にご相談下さい。
【視力の低下を感じたらどうすればよいか?】
複数の原因が関係することもあり、急激な視力の低下は要注意です。
視力検査をすることによって何らかの眼疾患を発見する手立てになります。
見え方に異常を感じましたら早めに当院へご相談下さい。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮下さい。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。