342:後発白内障とは
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
だんだんと気候も暖かくなり、夏も本番ですね。
今回のテーマは「後発白内障とは」です。
後発白内障とは白内障手術のときに眼内レンズを入れるために残しておいた袋が
濁ってくる病気です。
早いケースでは数週間後に発生し、遅いものでは数年経って濁ってくることもあります。
少しずつ進行した場合には症状が分かりづらい場合もあります。
治療としては、後嚢が多少混濁しても視力に影響がなければ、そのまま放っておいて構いません。白内障の手術後から点眼薬を使用することが予防になります。
もし後発白内障のために見づらさを感じるようになれば治療が必要になります。
YAGレーザーで水晶体嚢の後ろ側(見え方に関係する部分)の濁りを取り除きます。
後発白内障に対する治療は入院ではなく外来で行なうことができます。
レーザーを使って後嚢を切開しますが、数分で終了し、痛みもありません。
翌日にはもとの視力に回復します。
当院では、YAGレーザーを設置し治療をおこなっておりますので、ぜひご相談ください。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮下さい。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。