341:さん粒腫の切開について
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
夏空が眩しく感じられる季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは【さん粒腫の切開について】です。
まぶたの裏側、あるいは外側から局所麻酔の注射(下図のように)をまぶたにして切開し
内容物を除去します。
切開はご症状にもよりますが、15分~30分程度で終わります。
手術後は眼軟膏を点入し、当日は眼帯をしてご帰宅して頂きます。
基本的に1週間後診察をして頂きます。
皮膚側から切開した場合は縫合糸の抜糸を1週間後に行います。
〔注意点〕
切開後はしばらく腫れが残ります。結膜出血(下図のように)、
皮下出血(血管が切れたために起こる)が起きることがあります。
しこりは完全に除去されるものではありません。再発する可能性があります。
◎根治したい人にはお勧めですが麻酔を行うほか傷口を作るというリスクがありますので
処置を行うかどうかは担当医とよく相談してからになります。
◎注射・切開などの処置は一度症状を診せていただき医師の判断とご本人様の希望・同意の元
行いますので、ご希望の方も一度受診していただき処置は後日ご予約を頂いてのご案内になります。
典型的なものですと症状も大きく異なりますが、急性霰粒腫のように麦粒腫のような痛みや赤みを伴うことがあり、医師でないと正しい判断ができません。
瞼の腫れやできもの、痛みのある際にはお気軽に当院にご相談ください。
●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。
●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。
●無断での記事転載はご遠慮ください。
●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。
※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。