338:老眼かな?と思ったらについて
みなさまいかがお過ごしですか?
新宿東口眼科医院です。
今回のテーマは「老眼かな?と思ったら」です。
以下の項目に関して、当てはまる項目にチェックをしてください。
□文庫本を読むのがつらい
□薄暗いところで新聞を読めない
□目の疲れと肩こりがひどい
□眼鏡を外すと文字が見えやすい
□夕方になるとものが見えにくい
□色彩が鮮やかではなくなった
□街灯やヘッドライトがひどく明るく感じる
□知らないうちに新聞や本を離して見ることが多くなった
□携帯電話やスマホの文字入力が格段に遅くなった
これらのうち半分以上が当てはまれば老眼としての対処が必要になります。
もしくは何らかの目の病気にかかっている可能性もあるので眼科で詳しい検査を受けることをおすすめします。
老視とは
老視とは、年をとるに従って目の 調節力 が減少する状態をいいます。年をとると水晶体の弾力性が低下して充分に膨らませることができなくなります。これにより、正視の人や遠視の人、あるいは近視 でも遠くが見えるように矯正されたメガネを使用した状態では、近くのものが見えにくくなるのです。
調節力の変化と症状
個人差はありますが、20歳を過ぎた頃から少しずつピントを合わせる力が弱くなり、40歳代くらいから徐々に近くを見る作業の時に眼が疲れるなどの不快感 を感じ始めます。近くより遠くにピントを合わせやすい遠視では、老視の症状をより早く自覚することが多いようです。近視の人はもともと近くに焦点が合いや すいため老視の症状を自覚しにくいといえますが、普段遠くを見るために使用しているメガネをかけた状態で近くのものがぼやけるなどの症状が出現します。 「近視の人は老眼にならない」ということをよく耳にしますがこれは誤りです。
老視の矯正
近くを見るために必要な調節力を補うレンズを装用します。
・本来のメガネと老眼鏡の両方
・遠近両用のレンズ(眼鏡・コンタクトレンズ)
※年齢とともに目の調節力は衰えてくるので、現在お使いの老眼鏡で見えづらく感じたら、作り替えて適正な度数の老眼鏡をお使いになることをおすすめします。
まれに、老眼と同じような症状の中に別の病気が隠されている場合もあります。もしこのような老眼の症状がでてきたら、まずは眼科で検査を受けて、他の病気がないことを確認した上で老眼鏡の処方を受けるようにして下さい