333:白内障手術について
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
青葉が目に眩しいこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今週のテーマは「白内障手術について」です。
白内障手術は、水晶体の後嚢と前嚢の一部を残し、核と皮質を取り除く「嚢外摘出術」と白く濁った水晶体を全て取り除く「嚢内摘出術」の2通りあります。
1.「嚢外摘出術」とは
水晶体の中心部となる「核」をそのままの形で摘出する手術です。白内障が極度に進行し、この「核」の部分が硬くなり超音波で砕くことが出来ない場合や、白内障以外に眼に合併症がある場合などに行います。
「嚢外摘出術」の中でも、超音波を使用して「核」を砕いて取り除く手術を「水晶体超音波乳化吸引術」といいます。切開範囲が2.4mm前後と小さくて済み、手術の時間も10~15分で終わりますので、患者様の負担が比較的軽く済む手術です。
水晶体超音波乳化吸引術は、まず点眼麻酔をし、切開した穴から器具を挿入します。そして超音波を用いて水晶体を砕いて取り除きます。そして水晶体の代わりとなる眼内レンズ(人工水晶体:IOL)を挿入します。極めて短時間の手術ですので、日帰りでの白内障の手術が可能となります。
2.「嚢内摘出術」とは
「嚢内摘出術」は、強膜を切開し水晶体全部を摘出する手術です。「水晶体偏位」や「水晶体脱臼」など特殊な症例の第一選択として行われています。
同医療法人社団 新宿東口眼科医院での白内障手術は、おかげさまでご好評をいただき、すでに多数手術例(全部成功)をこなしておりますが、まだ、ご予約に空きはございますので、手術のご予約については同医療法人社団 新宿東口眼科医院のホームページにアクセス、またはお電話をいただきますようお願い致します。
新宿東口眼科医院 TEL・FAX 03-5363-0507
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●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。