275:利き目について
こんにちは。新宿東口眼科医院です。
春の陽気が待ち遠しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「利き目について」です。
「利き目の能力」
人間には利き手、利き足のように「利き目」があることをご存知でしょうか。両眼で見ているようでも無意識に左右どちらかの「利き目」に頼った見え方になっています。そのため効き目の視力が主となり、利き目の視力が低下すると見えづらく感じることがあります。
ほとんどの人は左右どちらかが利き目ですが、状況に応じて交代する人もいます。
「利き目の見分け方」
いくつか方法がありますが、そのうちのひとつをご紹介します。
1)両手を使って、小さな三角を作ります。
2)少し離れたところ(3メートルくらい)にある対象物(時計等なんでもかまいません)を、両眼を開けたまま三角の中に入れます。
3)対象物を三角に入れたままの状態で、左右眼を交互に閉じてみてください。
4)どちらかの眼では常に三角の真ん中に対象物が見え、他眼では見えなくなるはずです。対象物を見続けることのできる目が利き目なのです。
右眼を閉じると対象物が消える場合→右眼が効き目
左眼を閉じると対象物が消える場合→左眼が効き目 ということになります。
「効き目の活用方法」
利き目は他眼に比べて「見る」ことに慣れていて、ダーツ等ものを狙う時には利き目で見ると良いといわれています。カメラのファインダーを覗く時にも、自然と利き目を使っていることが多いです。
また、眼鏡やコンタクトレンズの度数を合わせるとき、左右眼が全く同じ見え方にならないこともありますが、度数で迷ったときには、利き目がよく見えるよう度数決定をした方が違和感は少ないといわれています。
当院では、眼鏡やコンタクトレンズの同数・種類等の相談も受け付けております。違和感見え方に違和感がある場合は、お気軽に医師・検査員までご相談下さい。
効き目は、意識して使うことは少ないですが、知っておくと便利です。是非ご自身の利き目を確認してみてください。