ヒトの目と、動物の目について | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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261:ヒトの目と、動物の目について

こんにちは。新宿東口眼科医院です。
寒暖の差が激しい時期となってきておりますので、寒さで体調を崩しやすいので、お体ご自愛くださいませ。
今回のテーマは『ヒトの目と、動物の目について』です。

「色の識別」
人間などの大型類人猿は3原色(赤、青、緑)で、犬などの大部分の哺乳類は2原色(赤、青)です。犬や猫は嗅覚や聴覚が優れているため、視覚の感度はイマイチといわれています。
鳥や昆虫は4原色(赤、青、緑、透明(紫外線))で、鳥の中でもカラフルなものは特に識別能力が高いといわれています。ちなみに身近に生息しているハトは20色を識別できるそうです。
魚類の中では色の識別ができるものとできないものがいます。イシダイや、金魚などは色の識別は出来ます。一方、色の識別できない魚としては、マグロ、カツオ類が有名です。

「視野の違い」
視野の違いは大きく2つに分けられます。
① 人間と同じように両目が正面を向いている生き物は全体の視野が狭いが、両眼での視野は広くなる。両眼視野が広いため物を立体的に捕らえる能力が優れています。主に肉食動物がこのような視野をもっています。
人間の場合視野の広さは、片目の水平方向では、耳側に約90~100度、鼻側に約60度、上下方向では、上側に約60度、下側に約70度と言われています

② 目が側方に向いている生き物は全体の視野は広いが、両眼の視野は狭くなります。両眼視野が狭いため、物を立体的に捕らえる能力はあまり優れていません。単眼視野はかなり後方まであるため死角が少ないといった特徴があります。このような視野をもっているのは、草食動物です。
生活の仕方や目的によって目のつくりはそれぞれ異なり複雑な構造なのがわかります。そして人間は優れた色覚と立体感覚を持っていることがわかりました。普段何気なく見ているものや景色は、別の動物からでは色や見え方が異なって見えているということです。

 

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