飛蚊症と光視症の違い | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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248:飛蚊症と光視症の違い

こんにちは、新宿東口眼科医院です。毎日暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回のテーマは「飛蚊症と光視症の違い」です。 1-1)飛蚊症とは 飛蚊症(https://www.shec.jp/disease/006.html)とは視界にごみや虫のようなものが飛んでいるように見える症状です。黒い点や虫のようなもの、または薄い雲のようなものが視野の中に見えたり、視線を動かしたとき、それが一緒に移動したりするように感じることもあります。 1-2)原因 最も多い原因は、眼の中の硝子体が老化や活性酸素などによって変性し、水アカのようなものがたまって濁りを生じるものです。 後部硝子体剥離(https://www.shec.jp/disease/047.html)という、硝子体が加齢とともに変質し、繊維状の物質や濁りなどが生じてゼリー状から液状へと変化する疾患があります。硝子体の中で水の塊ができ、これが巨大化すると硝子体が後部の網膜との接触部分から離れます。この液状になった硝子体が浮遊物として見える事により飛蚊症が起こります。後部硝子体剥離自体は老化現象の一種です。必ずしも治療の必要はありませんが、進行すると網膜剥離(https://www.shec.jp/disease/027.html)や網膜裂孔(https://www.shec.jp/disease/025.html)を引き起こす可能性もあります。 後部硝子体剥離の他には、網膜剥離などの疾患の兆候として、目の中の出血や網膜の剥がれ・眼内の炎症物質が浮遊物として知覚されて飛蚊症を訴える場合もあります。 2)光視症とは 光視症(https://www.shec.jp/disease/070.html)とは、光が当たっていないのに、視野の中心や端に光が飛んで見えたり、チカチカ・キラキラと光を感じる症状をいいます。 2-1)原因 光視症は主に老化(加齢)と共に、飛蚊症と同様後部硝子体剥離のときにも起こります。網膜と硝子体の間に強い癒着があると、その部位はすぐに剥がれず、目を動かすたびに硝子体が揺れて網膜が引っ張られます。このとき網膜が刺激されて実際にはない光を感じるのです。網膜と硝子体の癒着がとれれば光は見えなくなりますが、癒着が長く残り、光視症が数週間から数年間持続することもあります。 網膜剥離などその他の網膜疾患の時も、あるはずのない光を知覚する事があります。 2-2)光視症以外の光が見える疾患 光視症の他にも「光が見える」という自覚症状の疾患があります。閃輝性暗点と呼ばれる、中枢性の疾患です。この閃輝性暗点は、光視症とは区別して扱われます。 閃輝性暗点とは目の前に稲妻のようなギザギザした光が見え、物が歪んで見えたり視界が真っ暗になる状態が20~40分ほど続く症状をいいます。 片頭痛の前兆症状として起こる場合が多く、その際は閃輝性暗点の症状が治まった後に強い片頭痛が現れます。頭痛は数時間ほど続きます。これは後頭葉の血管が痙攣を起こし、血流が減少した為に閃光を知覚、その後血管の痙攣が治まり大量の血液が流れ込むために頭痛が起こると考えられています。 また頭痛を伴わず、脳の血栓・脳の腫瘍が原因で閃輝性暗点の症状がでる場合もあります。脳の疾患を検査するには、CTやMRIを用いた検査を行います。医師が必要であると判断すれば、当院から紹介状を書く事も出来ます。 3)飛蚊症・光視症の精密検査 どちらも網膜の疾患が疑われますので、眼底の詳しい検査を行います。 必要に応じて、散瞳薬という目薬を使って検査を行います。眼の中の状態を知るため、医師の判断により目の奥の写真を撮ったり、OCT(https://www.shec.jp/about/instruments/oct.html)で網膜の断層撮影を行います。 網膜疾患が見つかりレーザー手術が必要になった時は、場合によっては即日レーザーを施行する事も考えられます。 網膜の裂孔や剥離がなく、医師が問題ないと判断すれば経過観察となります。飛蚊症や光視症は生理的なものであれば徐々に薄くなってくるとはいわれていますが、長く残り続けることもあります。 ●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。 ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。 ●無断での記事転載はご遠慮ください。 ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。 ※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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住所 東京都新宿区新宿3-25-1 ヒューリック新宿ビル9階
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