加齢黄斑変性症の症状と治療法 | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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196:加齢黄斑変性症の症状と治療法

寝苦しい毎日が続いていますが。皆様いかがおすごしでしょうか 今回のテーマは加齢黄斑変性症の症状と治療法です。 加齢黄斑変性症とは 光を感じる網膜の中心部の黄斑に未熟でもろい血管が入り込んだり、その血管から血液成分漏れ出したり、出血したりすることで、網膜の組織が傷害される病気です。 原因 高齢者に多く発症することから、黄斑、特に、網膜色素上皮細胞の加齢による老化現象が主な原因と考えられています。また、高血圧や心臓病、喫煙、栄養状態、遺伝などの関与も報告されています 症状 視野の中心部が見えにくくなるのが特徴で、通常は片眼から発症することが多く、病気になった片眼だけでみると見たいところが見えづらい、物がゆがんで見えるといった症状があらわれます。 加齢黄斑変性症を確認する主な検査 *アムスラーチャート 視力検査:眼底検査 1.細隙灯顕微鏡  生体顕微鏡で眼底の黄斑を拡大して調べる。加齢性黄斑変性の場合滲出液、出血、網膜のむくみなどがみつかる。 2.眼底検査    眼底カメラにより、眼底の写真を撮影する。 3.光干渉断層計  造影剤を使うことなく、黄斑の断面の状態を詳しく調べる。 4.蛍光眼底造影  蛍光色素を含んだ造影剤を腕の静脈から注射し、眼底カメラで眼底の血管を造影する。新生血管の大きさや位置、新生血管からのもれ状態がわかる。 加齢性黄斑変性の主な治療法 ①抗血管新生薬治療法 薬を眼に注射する、最新の治療法 新生血管の成長を促進させる物質(VEGF)の働きを薬で抑える。 視力の低下を抑え、時に改善も期待できる。 ②光線力学的療法(PDT) lに反応する薬剤を静脈に注射した後、弱いレーザーを照射することで薬剤を活性化し、 新生血管を退縮させる。 正常な網膜を傷つけない。視力の低下が抑えられる。 ③レーザー レーザー光凝固は、新生血管を焼き固め、それ以上の増殖を食い止める。 この病気が怖いのは、数か月で視力が極端に低下してしまうことがあり、社会的失明のリスク(中心の視力障害をきたすものの、光を全く感じられなくなるわけではありません)があることです。視力低下の程度が強いと、治療をしたりメガネで矯正したりしても、日常生活に十分な視力が得られなくなります。 症状にこころあたりのある方は、ぜひ早めに眼科で検査を受けてください。 視力が良く自覚症状が軽度でも、網膜の黄斑部分のダメージが進んでいることがあります。少しでも気になる症状がある方は、早めに検査を受けましょう。 ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。 ●無断での記事転載はご遠慮ください。 ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。 ※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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