紫外線が眼に与える影響 | 新宿駅東口徒歩1分の眼科|新宿東口眼科医院
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185:紫外線が眼に与える影響

こんにちは。新宿東口眼科医院です。 清々しい5月晴れが心地よい季節になりました。過ごしやすい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回のテーマは「紫外線が眼に与える影響」です。 ○紫外線とは… 太陽光の中には可視光線・赤外線・紫外線の3種類の光が含まれています。 紫外線は可視光や赤外線より波長が短い、すなわちエネルギーが大きいため、物質に化学変化を起こさせやすく、肌を日焼けさせたり、殺菌をする力を持っています。 紫外線は良い面も悪い面も持っているということです。 ○紫外線が及ぼす悪影響 一般的に紫外線は皮膚がんなど、肌に影響を及ぼすことが知られていますが、紫外線が影響を及ぼすのは肌だけではありません。 紫外線は、眼にも大きな影響を及ぼすことがあります。 「角膜・結膜の病気」 ・翼状片 白目が目の鼻側から黒目に食い込んでくる状態です。 紫外線を浴びることにより白目と黒目の境界が傷つき、その修復の過程で白目の細胞が異常に増殖するために、起こると考えられています。 瞳孔の近くまで白目が侵入すると、視力に影響が出る場合もあります。 ・雪眼炎(雪目・日焼け目) スキーや雪山登山で、雪面に反射した強い紫外線に目がさらされたときに起こる症状です。 角膜の表面に細かい傷がつき、ごろつき、涙、まぶしさ、結膜の充血、激しい痛み等を伴います。 症状は、紫外線に目がさらされてから数時間程度で出現します。 雪面以外にも、殺菌灯、電気溶接、海や山などの紫外線でも同様の症状が起こる場合があります。 「水晶体の病気」 ・白内障 眼はカメラに例えることができますが、レンズの部分に当たる水晶体は、紫外線吸収フィルターの役割を持っています。 水晶体は、紫外線を吸収すると硬く変化していきます。 この変化により水晶体が濁ったものが白内障です。 〇紫外線対策 多くの症状は、紫外線を浴びたからと言ってすぐに出現するものではありません。 数時間から長い年月にわたり、眼が紫外線を浴び続けたことが原因といわれています。 紫外線から眼を守ることができれば、症状が出現するリスクは軽減するのです。 街中では、ビルや路面の反射によって、さまざまな角度から紫外線を浴びている恐れがあるため、日頃の紫外線対策が重要になってきます。 日焼け止めを塗ったり、日傘をさすように、眼の紫外線対策も行いましょう。 ・帽子をかぶる つばのある帽子をかぶることで、目の上方から侵入する紫外線の量を減らすことが出来ます。 ・UVカットサングラスの着用 UVカット効果のあるサングラスをかければ、保護としてはかなりの効果を発揮すると考えられます。 サングラスは薄い色ものが良いでしょう。濃い色のサングラスの場合、視界が暗くなるために瞳孔が大きくなり、紫外線の影響を受けやすくなります。 また、レンズの大きさは大きい方が効果的です。 透明のレンズでも、紫外線をカットしてくれるものもあります。 ・コンタクトレンズを装用する UVカット効果のあるコンタクトレンズもあります。 オフィス等でサングラスの着用が望ましくない場合には、UVカット効果のあるコンタクトレンズを装用することも良い方法かと思います。 ○紫外線に注意する時期 紫外線の強さは、季節では春から強くなり始め、6月から9月頃、つまり夏に最も強くなると言われています。 今の時期、すでに紫外線は強くなり始めているのです。 1日の時間で言えば10時~14時頃が最も強く、太陽の光の量とある程度比例していると言えるでしょう。 紫外線は、曇りの日であっても、晴れている日の50~80%程度の強さであるとされています。 天候に関わらずしっかりと紫外線対策を行いましょう。 特に紫外線が強い季節や時間帯には、しっかりと紫外線対策を行うことで、眼の健康に繋がります。 ●上記は一般的な説明です。症状が気になる方は受診の上、医師に相談して下さい。 ●一般の方向けですので医学用語は必ずしも厳密ではありません。 ●無断での記事転載はご遠慮ください。 ●本文の内容は一般論の概括的記述ですので、個々人の診断治療には必ずしも当てはまりません。 ※すでに治療中の方は主治医の判断を優先してください。

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新宿東口眼科医院は、12/31~1/3を除き年中無休で診察しております。
休日(土曜/日曜/祝日)も診療している一般眼科です。
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